Warning: include(/home/sites/lolipop.jp/users/main.jp-mayudama/web/tamablog/includes_c/html.php) [function.include]: failed to open stream: Permission denied in /home/users/1/main.jp-mayudama/web/tamablog/contents/think/20060116-000248.php on line 8

Warning: include(/home/sites/lolipop.jp/users/main.jp-mayudama/web/tamablog/includes_c/html.php) [function.include]: failed to open stream: Permission denied in /home/users/1/main.jp-mayudama/web/tamablog/contents/think/20060116-000248.php on line 8

Warning: include() [function.include]: Failed opening '/home/sites/lolipop.jp/users/main.jp-mayudama/web/tamablog/includes_c/html.php' for inclusion (include_path='.:/usr/local/php/5.3/lib/php') in /home/users/1/main.jp-mayudama/web/tamablog/contents/think/20060116-000248.php on line 8
2006年1月16日 1/15 毎日新聞 - たままゆ記

1/15 毎日新聞

2006年1月16日 00:02 |コメント [1]
感想

毎日新聞「今週の本棚」より。
あまりにも思うところがあったのでカキコ。

脳内汚染」(Amazon.co.jp)
・メディアが子供に与える影響(たぶん悪影響についてが主)について書いた本
・新聞の書評では、主にテレビゲームが与える悪影響について書いている

・私はプチオタ(特にゲーム。見る専門だが)。

この辺を前提にこの先お願いいたします。頭沸いてるからちょっと暴走気味で書くと思う。

いきなりだが冒頭部分について。

書評のルール違反は覚悟の上で、本書が大ベストセラーになってひとりでも多くの人に読まれることを強く願いたい。なぜなら、本書は、日本が直面している社会現象、すなわち、キレやすい子供、不登校、学級崩壊、引きこもり、家庭内暴力、突発的殺人、動物虐待、大人の幼児化、ロリコンなど反社会的変態性欲者の増大、オタク、ニートなどあらゆるネガティヴな現象を作り出した犯人が誰であるかをかなりの精度で突き止めたと信じるからだ。

オタクはネガティヴなのかどうか。んと、一応はてなダイアリーWikipediaで「オタク」を見てみた。正直ざっとしか読んでないけれど……
昔はオタクという言葉は結構どころかかなり悪いイメージだということを知った。でも、今、確かにやや差別的に使うけれどそれほどでもないと思う。私もプチオタだし(すいません、オタクを名乗るほどすごくないです)。今現在は、単純に、はてなダイアリーの3,2の意味で良いと思う。それだけでオタクをネガディヴと決め付けないで欲しい。
私は、アイドルのコンサートに熱心に行く皆様をアイドルオタの一種だと思っていますからね。偏見持ってた人、ちょっとイメージくずれるでしょう、そう思うと。

結論から先に言おう、コンピューター・ゲームとインターネット(とりわけネット・ゲーム)である。
では、ゲームやネットのどこが広範な異常を引き起こしてしまったのか?
まず内容の問題がある。これは、小説、漫画、映画、テレビなどの既存大衆メディアすべてにいえることだが、享受者の自己愛を肥大化させるほど人気を得るという法則がある。自分が全能の主人公になった気分を味わえるファンタジーが愛されてきた所以である。幼児のときから人間の心に残っている「良い存在」と「悪い存在」に二分する思考法をファンタジーが快く刺激してくれるからだ。
ファンタジー=自分が全能の主人公になった気分を味わえるファンタジー なんでしょうか。
子供向けのストーリーというのは成長物が多い。その主人公達はけっして全能じゃない。確かに最後には絶対、勝利・成功するけど、さすがの子供達も結論だけを見て過程を見ないなんていうおばかなことはしないだろ。
後半の 「良い存在」と「悪い存在」に二分する思考法 というのはちょっと賛成。アンパンマンとかポケモンとかなんかそんな感じだよね。けれど、よほど子供向けでなければ最近のゲームは悪役側にも事情がある場合が多いと思うけど。
だが、これらのメディアは受動的なものであったがゆえに、受容者が現実とファンタジーを簡単に取り違えることはなかったし、人類の心にインプットされた暴力回避装置のピンが抜かれることもなかった。ところが、仮想現実への「参加」を可能にしたゲームは、受容者にこの敷居をいとも簡単に超えさせてしまったのである。
「攻撃を繰り出すためには、ボタンを押し続けなければならない。それは引き金を引く行為と同じである。(中略)破壊行為は、満足と報酬によってどんどん強化されることになる。暴力は、悪いどころか、『楽しみ』になっていく。(中略)子どもや未熟な大人が、こうした暴力シーンになじむことは、『悪い敵』を攻撃してもいいという考えを強化し、それは、とりもなおさず、思い通りにならない存在は攻撃すべしという態度や考え方を強めてしまうのである」
……RPGとACTとシューティングと格ゲーの話しかしないんだったら最初からそういってください。今ゲームのジャンルは細分化されていろいろあるわけです。ざっと分けるにしても、攻撃を繰り出さないゲームだってあるんだからと思う。(ゲーム全般についてこの後語られるが)
まぁ正直私も雑魚敵を『惨殺惨殺!』と叫びながら一掃したことありますが。それでも弟以外の人物は殴ったことほとんどありませんよ(もしかしたらあるかもしれないから弱気に出ておく)その辺は環境なのかな。いや、なんだろう、私は普通に自然にこういう脳内になったからわからない。
ただ、弟は正直そのケが少しあるかなと不安になった。
しかし、著者がむしろ強く危惧するのは、じつは、ゲームのこうした内容そのものではない。一番恐ろしいのは、ゲームをしていると脳内にドーパミンが大量に放出されて快感が引き起こされ、麻薬と同じような効果がもたらされることだ。つまり、やめたくてもやめられなくなるのだ。「毎日長時間にわたってゲームをすることは、麻薬や覚醒剤などへの依存、ギャンブル依存と変わらない依存を生むのである」
とはいえ、ゲームが初歩的なとき、依存は深刻ではなかった。ところが近年、ゲームが飛躍的に進化して、現実とほとんど変わらなくなると危険は増大する。
「ずっと飽きが来ないほどに、エキサイティングなものとなったゲームは、逆に極めて危険なものとなってしまったのである。なぜなら、ずっと飽きが来ないほどにわくわくし興奮するとき、脳で起きていることは、麻薬的な薬物を使用したときや、ギャンブルに熱中しているときと基本的に同じだからである。子どもにLSDやマリファナをクリスマス・プレゼントとして贈る親はいないだろう。だが、多くの親たちは、その危険性について正しく知らされずに、愛するわが子に同じくらいか、それ以上に危険かも知らない麻薬的な作用を持つ『映像ドラッグ』をプレゼントしていたのかもしれない」
そうです、ずっと飽きが来ないほどにわくわくし興奮するとき、脳で起きていることは麻薬的な薬物を使用したときや、ギャンブルに熱中しているときや、買い物しているときや、スポーツに熱中しているときや、熱烈な恋をしているときと基本的に同じなんだよ!
Amazonのレビューで指摘してあったが、ゲームをすることによるドーパミンの放出と、スポーツしているときのドーパミンの放出について書かれていない。
そもそもドーパミンとは、人が快感を感じたときに分泌される物質で、人の行動の動機付けのもととなっています。
人間に限らず、動物たちは全てが快感のシステムにより行動をおこします。快感は、その伝達ホルモンであるドーパミンがA-10神経(快感を感じとる神経)を興奮させることにより感じることができます。つまり人間はこのドーパミンを分泌させようとしていろんな行動を起こします。例えばお腹がすくと食事をとろうとしますが、これは食事をとるとドーパミンが分泌されて快感を感じるから食べるという行動を起こすのです。
藤田徳人.com より

食べる→おいしい!→また食べる というサイクルを長いスパンで実行しているんだと思う。だから、ドーパミンがなかった正直死ぬよね、みんな。生きるのに必要なことをすると快感を感じるでしょ。

あと、微妙に前述しましたが
ドーパミンが多量に出ているとお腹がすかない
(略)
映画を見てとても感動しているとき。スポーツの試合をしているとき。自分の好きな趣味に夢中になっているとき。好きだよと告白されたときなどなど。こんなときには脳内でドーパミンが多量に分泌されていますが、このときにお腹がすいたと感じるでしょうか?
goo ダイエット より

というわけで、ゲームしているときに限らず映画(これは著者が悪影響を及ぼすメディアのうちに挙げてるからともかくとして)やスポーツ・恋愛しているときにもドーパミンは分泌されます。

だから、ゲームも時間を決めてやればいいという議論は、麻薬でも少量ならかまわないという議論と同じく、成り立たないのである。しかも、戦慄すべきことに、ゲーム漬けになった脳は薬物中毒の脳と同じように破壊され、元には戻らなくなるという。
「依存や耽溺が起きるとき、脳のレベルで広く共通して見られることは、前頭前野の機能が低下していくことである。コカインやマリファナ、覚醒剤などの慢性使用は、前頭前野機能の低下を起こし、一層理性的判断を失わせ、危険に対して無頓着になっていく。(中略)その結果、『魂の抜け殻』になっていくのである」
スポーツも恋も、たとえ少量でもダメだそうです。
この辺は科学的な話だから特に言うことはない。
昔「ゲーム脳」って言葉、流行ったなぁ……
また、長時間のゲーム耽溺で失われる時間の損失も深刻だ。家族や友人との接触の中で学習される人生体験がまったく積まれないことになるからだ。
「子どもの二度とない貴重な時間が、奪われていくのだ。(中略)だが、中毒状態になりかけの子どもは、もうそのことしか頭になく、いくら保護者が注意し言い聞かせても、自分で行動をコントロールすることは非情に困難なのである」
とても疑問なのだが、この人たち(本の著者と書評の著者)はいったいどんな子どもの話をしているんだろう。家族や友人とまったく接触せずにゲームしてるの?少なくとも義務教育の学生がそんなことしているわけないが、どう見ても義務教育中の子どもの話をしている気がする。保護者が言って聞かせる〜とか人生経験を積んでいるあたりとか。
うちは活発に家族でゲーム談義していますが。
二度とない貴重な時間はトランプしていようがトイレにいっていようが宿題していようがそれに奪われていきますよ。時間の用途だと当然言われるだろうが、ここは、ゲームにも種類がありますといっておく。
昔の子どもがメンコをあつめたのと、今の子どもがムシキングのカードを集めることの何が違うっていうんだ。
一時大騒ぎされたノストラダムスの大予言の解釈に地球崩壊は日本発だというのがあったが、アンゴルモアの大王というのがゲームだったのだとすれば、予言はまさに当たっていたことになる。子ども部屋からゲームやネットを取り除かない限り、亡国は必死である
なんでここまでめちゃくちゃに言われなきゃいけないわけ!? そもそもこの人は、一部の人間しか見ていない。子ども部屋からゲームやネットを取り除かない限り亡国は必死らしい。 私は犯罪を犯したのか? 弟は? 母は? 相方は? 元カレは? それともこれから犯罪を犯すのか? そしてそれは全てゲーム・ネットをやっていた所為なのか? 少数だけを見つめ、それを全体に適用し全体にああせよこうせよと命じないでほしい。

肥満になったのはマックのせいだから、全人類はマックを食べるのをやめ、マックを地球から排除せねばならない と言っているのと変わりない気がする。

とりあえずこの人たちは、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」でもすれば良いと思う。


今回、必要性があると感じたので、1月15日朝刊 今週の本棚 より 脳内汚染の書評をいくつかに分けながら全文引用しました。著作権法に従っています。

あと書き忘れたのでここにて。ドーパミンの分泌について、依存症などネガティヴな面からについて
http://s.rapha.ac/diary_htmls/903625200.htm

ドーパミンについて調べるときはGoogleで「ドーパミン 快感」で検索かけて1ページ目だけ見ました。

コメント(1)

そーね、まぁ頭から批判するのではまたこの人と同じことになるだろうし、僕自身強く言える立場じゃないけど、一応子供の側としてちょっとだけ。

まず、確かに例が偏りすぎてるよね。悪影響だと言いたいからなんだろうけど、悪い例ばかり出てるってのも。
ゲームをするのがどうこうって言ってるけど、しなかったら優秀な大人になるのかっていったらまた別だしね。

中毒性を出すんであれば、何故タバコの合法化は問題にしないんだろうか。あっちなんか麻薬そのまんまなのに。直接死期を早めることにもつながってるのにね。

そして、キレる・大人になりきれない、そんな子供を育ててる親は、ゲームのない時代に生きてきたはずなんだけどね。
ゲームのない時代を生きた今の大人が、はたして胸を張ってゲームをするなと言えるようになったんだろうか。


・・・まぁ、もちろんその筆者が上げた問題は間違ってないのも事実だから、そういうのを意識しなさいよってのは正しいよね。ただ、あえて立場を分けるなら、大人は頭ごなしに否定せず、子供もただただ反発せず、ってやつだね。何でもそうだけど。


しかしこの筆者、この文面だけ読むと誰かに意見を聞いたのか疑問に思うよね。もしこの人が見てきた世界で語るんなら100年早いよ。日本中回ってこい、うん。

投稿者 gackn : 2006年1月17日 19:45