地震がきた夢を見た

どこかのきれいな板張りの部屋。
キッチンにあるようなカウンターのそばに私はいて、すぐそばに人はいなかったけれど、
その広い部屋にはほかに人がいる。

テレビに映るキャスターたちが画面から消えた。
テーブルに潜ったからだ。
地震。

私はカウンターに両手をついていて、そのまま立ち尽くしていた。
周りには、「繭希はカウンターにもぐるだろう。もぐれば大丈夫」と思われている。
でも体が動かない。
カウンターについた手から激しい揺れを感じた。

自分の感覚で震度４。でも結局報道では震度３と言われてえー？と思うような感じの強さ。
上下縦に揺れる感覚。怖い。
カウンターについた手、ただ立ち尽くす自分。感じる縦揺れ。体が動かない。

この辺は現実の寝ている自分にもリアルに感じられた。

部屋にいる人が助けてくれるような気がしたけれど、誰も来てはくれない。

目が覚める。
布団に仰向けに寝ている自分。
敷き布団につけた手から縦揺れを感じる。
体がまったく動かない。

壁の向こうから（位置的に隣人はいないので）階下の人の声が聞こえる。
女性の声。きゃーとかそういう感じ。

隣の部屋や寝室で、物が揺れたり落ちたりするような感じはない。
すぐ隣で寝ているはずの人に触れて安心したいのに、体が動かない。
縦揺れ。

もう一度目が覚める。
さっきのは寝ている夢。
もう揺れも感じない。体も動く。
寝返りをうって横を向いて寝直した。

さっき地震情報を見てみたけれど、該当時間に地震は全くなかった。

怖かった。地震の感覚怖かったし、一人で、誰も助けてくれないし助けを求めることもできないのが怖かった。

一人のときは地震におびえてしまう。
いつからこうなったんだ私。