14階とピアノと小さいショートケーキ
サロンコンサート、出てきた。
弾いたのはショパンのノクターン。
事前に調子良いとか思っちゃうと本番ダメだな。むしろ事前に調子悪くないと(なんか変な理論だが)
最後のレッスンの日が、これまでにない!ってほど調子がよく、前日の土曜日も弾いてて調子がいいのを感じてた。
これは、本番安心なんじゃね?と思ったら......へこんではいないがちょっとくやしい。
あまり練習していなかったし、鍵盤を見ないと弾けない部分以外は特に暗譜していなかった。
今から思えば、もっと暗譜しておけばよかったなぁ......
同じ曲弾いた人いたし、手に汗はやたらかくし、待っている場所は寒いし、不安な要素はいろいろあったのかもしれない。
あ、でも同じ曲弾いた人は、私のと弾き方・表現が全然違っていたので、なんていうか、そういう心配はなかった。テンポ重視してたし、私と緩急強弱の位置個数が違ったし。
おそらく楽譜(音符)がゲシュタルト崩壊を起こした。楽譜が読めなくなった。
同じメロディ繰り返すのだが、同じところ間違えちゃったよ。
「まちがえ」なんとかってひそひそ声も聞こえてくるし。演奏中はしゃべるなよ、うるせー。大人の癖に。聞こえないとでも思ってるのか。
足すーごい震えてしまった。ペダル踏めてるのかどうか怪しいぐらい震えてた。
もともとテンポ遅い曲だし、暗譜ポイントに来たらかなり落ち着いた。
落ち着いた後もしばらくは足も震えてたけど、そのうち気にならなくなった覚えがある。
その後は、最後(絶対に前の人よりかっこよく弾く自信があった場所)も調子よくできたし。
あれだな、今から思うと、周りの声が聞こえたってことは、集中できてなかったんだな。
楽譜が読めなくなったときに、指が覚えてる部分は大丈夫なんだけど、2回とも間違えたところはきっと覚えていなかったのだろう。
あ、ケーキはなんか去年よりさらに小さくなっていた気がする。
紅茶は、もともとぬるめのが出され、最後のほうはぬるいどころかアイスティーだった。
そのうちアラベスクに手出そうかなぁ。あれは綺麗だ。