ピアノ発表会

いろいろ収穫を得てきました。

・小さい子はじっと聞くなんてできない
・小さい子はホールの上げ下げする座席が大好き
・人は服で印象が決まる
・曲のレベルより完成度
・と思ったけどやっぱり曲のレベルも大事かな
・とにかく練習しようぜ

そして、最後へちょった弟への言葉。
「例えば前衛芸術な曲（現代音楽って言えばよかったのかしら）ってのは、和音がよくわからなくて、正直音があっているのかどうかわからない。
そして、ピアノの発表会に来ている人たちというのは、自分の子どもを見に来ているだけで、そんなにピアノに詳しくない。
だから、たとえ音を間違えても、みんなわからないんだ。
けれど、アンタは首をかしげながら席をたち、落ち込んだ足取りで舞台裏に帰ったね。
そんなことをしたら、3歳児でも「あ、こいつ間違えたんだ」とわかってしまう。
堂々としなさい。
最初はすごくよくできていたよ。いい音出てた」

いいこと言うじゃないか私。

収穫について。
・小さい子はじっと聞くなんてできない
親は大変ですね。小さい子を連れている場合は、自分の子ども以外を諦めるべきだよ。他の人に迷惑がかかるんだから。（演奏者にも迷惑がかかると見せかけて、演奏者は自分の音以外聞こえてないので大丈夫）
ホールの外で拍手の数を数えながら自分の子の出番を待ちなさい。

・小さい子はホールの上げ下げする座席が大好き
私も好きだった。でもうるさい。
幼い兄弟でさ。弟が下げて回った座席を、姉が上げて回るの。
どっちもうるさいよ。

・人は服で印象が決まる
遠めに見たら、子持ちの主婦って感じで「えー、これ子供発表会なのに」と思ったら、顔は普通の中学生。
おそらく母の服を借りたと思われる。服、大事だわ。（胸があったのも要因だと思うけど）

・曲のレベルより完成度
年功序列と曲のレベルで、演奏順は決まる。
前述の彼女のことなんだけど、後半の頭あたりの出演順だったけど、ＭＶＰだよ。完成度がとてつもなかった。知らない曲だったんだけど、すごいよ。
オースティンの「アルプスの夕ばえ」って知ってる？

・と思ったけどやっぱり曲のレベルも大事かな
あの、アメージング・グレースは……楽曲のアレンジダサかったし……あのテンポであの音程でメロディオクターブで弾かれてもなぁ……
最後から二番目なんだから、もっと弾ける人なんだよきっと。なのにもったいない。

・とにかく練習しようぜ
得意なところと苦手なところで早さが劇的に変わるトルコ行進曲、妙にゆっくりのカルメン、トリルが妙な子犬のワルツ。
妙にたんたんとした華麗なる大演舞曲や、メロディが流れていないモルダウも、ちょっとなぁという感じだった。

と、こき下ろしていたら、一人知ってる子だった……！
とにかく練習しようぜは自分にも言えることなので気をつけよう……